記名をする時、何故かいつも太陽マークを名前の横に書いてしまう風名の何気ない日記です。
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ようこそ☆★
此処は、「夕焼けの街」(あーぽんとの共同経営)というオリジナルイラスト・小説サイトの日記コーナーとしてスタートした風名のブログです。
あくまで日記なので、内容は日記以外のなんでもありません(笑
愚痴、戯言、ネタバレなんでも含みますが、どーぞよろしく
あとコメントいただけるととても喜びます。
よかったら末永くお付き合い下さいませm(_ _)m
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プロフィール
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風名(かざな)
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性別:
女性
職業:
学生さん
趣味:
映画鑑賞・読書・ピアノ
語ること:
ピーターパンであって、魔女っ娘であった季節もありました。
今は、一応、西の国の医学生。 がんばります。
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もし、世界で一番大切な人が、
「来てくれないと死んじゃう!」って言ったら、 行ってあげる?


++ 好きな人の条件 ++


それは 何気ない若者の会話中。
物語の中では決して語られないような、どこにでも、どこの世界にでもある、ごく普通の戦場から帰り道でのことだった。
わいわいと、
いつものメンバーが、今日も誰一人欠けることなく帰途についている。
そのことへの幸せを感じながら、小さなトラックの荷台に乗って、少女の一行は基地へと戻る。

そんな一コマで。

少女は彼に、尋ねた。

話の流れなんて、何もなかった。
いつものジープが道中故障したために その辺の作業用トラックを借り受けていて、
ゆれが激しく
あまりしゃべると、舌を噛むのだ。

だから、唐突に。

彼女は思いつめたように訊いたのだ。

「さぁ、 どうかな?」

少年はしかし、
そんな少女の気持ちとは裏腹に、
なんとはないような調子で 答えた。

「場合によるんじゃね?
 ほら、たてこんでたら 行けないだろう・・・
 そもそも俺って 連絡取れない状況にあること多いからな」

「そっか。」

そうだよね、 と 少女は感情を込めずに呟く。
わかっていた。
少年が、何より仕事を取ることを。

この世界を平和にするためなら、
自分の命も、人の命も厭わないことを。
まともに返す言葉を捜すことができず、
少女は自分の手を見つめる。

「あら、冷たいのね。」
「もてないわよー」

他の女性陣が、二人の会話に割って入った。
からからと笑うその声に、若干の同情が含まれているような気がするのは、気の所為だろうか?

「女心をわかってないなんて、 見た目良いのにもったいないわよー」
「あたしたちで鍛えてあげましょうか?」

「っるさいな。別に良いんだよ。」

そんな周りの声をぼんやりと聞きながら、少女は、ひとり、勝手に惨めさを感じる。

もうあたりはすっかり暗くなっていて、
それでも基地はまだ遠い。
この世界に家族なんていない彼女には、
夜は、とてつもなく寂しいものに感じられて・・・・・・

「・・・というかさ、」

不意に少年が口を開いた。
まっすぐに、その視線を少女に向けて。

「俺は、そんなことを言う奴とはどんな人間関係も結ばないからな。」

「・・・・・・」

「俺自身がいついなくなったって可笑しくないんだから、
 俺の周りにいる奴は、それでも強く生きていける奴じゃないと、な。」

なぁ? と、 彼は
少し離れたところにいた、自分の親友に同意を求める。

「さぁね?」

彼の親友は、くすりと笑うと、
他の者と同じく、少女に同情の表情を向けた。

「・・・・・・ 大丈夫。 ちゃんと強く生きるもん。」

「そりゃぁ、よかった。」

それなら いつまでも特殊部隊監視係が勤められるな?

少女の想いになんて、全く気付かず、
少年は、そう笑った。
にっこりと。
年に不相応なほど、
否、 16という年相応に、 温かく幼い笑顔で。

「うん。いつまでも。」

少女は ちっさく頷いて 空を見上げた。

想いなんて届かなくたって良い。
側にいられるなら。
それに永遠という形容詞がつくなら。
それだけで幸せを感じられるから。

司令官、 あなたについていきます。


* * *

もちキャラというお話をしていたので、
ちゃんとまともに書いてみた。

少年が彼で、 少年の友達が彼で、 少女が彼女です。
あのー 6女が元になった 彼女ね。

・・・遊んでますね。
よし そろそろだ。

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蜜柑があります。

・・・・・・ と 突然に文章を書こうと思ったら書いてしまう自分。
一応 今でも 蜜柑は 神話の一部となっているのです。

夕方から、
とりあえず 記事を書こうと してみる。

けど 何を書けばいいのか さっぱり わかりません。

う・・・?

うーん、怒られてるのは分かるのですが、
何を怒られているのかが分からなかったりして。

ちゃんと話にいかないといけないのかなー・・・・・・。
一週間 引っ張れないだろーなー・・・

でも

何話さなきゃなのかも、

わ か ん な い ! ☆



いや !☆ じゃないってばね。

夜中のテンションは マックス 可笑しいです。



あっぎゃぁ!
 

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15分小説

改め

久々に、 詩と物語の中間あたりに位置する文章。


・・・にしても
なかなか しっかりは 書けないもので、
ほんとに「リハビリ」 って感じの文章ですが。


いつか 勉強の合間を見て、 ホムペのほうにもUPできたら とは 思いますが

・・・うーん、 受験 終わってからかなぁ。



あ、
テーマは七夕です。

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そうそう 忘れてた!

と 言う訳で、
追記に、 課題研究の発表会の翌日(?)に書いた
お兄ちゃん視点の 完全なる蛇足物語を 載せておきます。

元々、
和彩ちゃんと涼伶くんは、
まぁ 性別が逆ではありましたが、
(和彩くんと 涼伶ちゃんでした)
どっちが主ということもない、
同等のキャラだったので、

あんなに和彩ちゃんだけが 世の中に出るのは 可哀想かな、と思いまして。

だって、 不特定多数に配られてしまったよ!
後ろの席の野球部の子、 そんな柄に見えないのに、 すっごく大事そうに 本をファイルに仕舞って 持って帰ってくれてたよ!! 地味にうれしかったし。
(読んでくれたかどうかは知らないけど)

不特定多数という意味では、サイトに載せてる文章の方が かなり多くの人に公開されてるのですが、
如何せん、
宣伝してませんからねー!
完全なる 自己満ですからねー!!(←

というわけで、
此処に 載せます。

あ、
でも、 課題研究の冊子を持ってる人は 読まない方がいいと思います。
時間かけた課題研究に比べて、 突発書きのこれは ただの駄文です。
いや 課題研究も駄文だけれども。
今回のは ただ単に書きたかっただけです。

他のメンバーさんが書いたお話のコンセプトがブラコンだった・・・ということからのインスピレーションなのですが(←かなり間違った解釈

ちょっと 気持ち悪いわー
シスコンすぎるわー

そしてぼんやりと思う。
・・・おにいちゃんか 弟 ほしかったな。

あ、忘れてましたが(part.2) 今日はちび従弟くんの誕生日。

朝電話したら、 自転車もらったー!って喜んでました。

が 吃驚したのが みどる従弟くん(←) の声。

・・・ うわー 低くなってるー・・・
目のおっきな 二重瞼の 貴公子みたいな すっごく可愛い子だったのに、
その 低い声 だめだよー・・・ 可愛くないよー・・・

最後に会ったときに、もう既に身長は抜かれてたので、
なんか
もう
非常に 逢うのが 怖いです。

13歳ってそんなもんなのね・・・++;

でも 従弟くんたち 二人とも 大好きです!
いつ会えるかなー

あ 従兄殿も大好きだけどね!
でも 最近 相手してもらえないもん・・・ 受験頑張ってください。

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ねぇおとうさん。花火、いきたいなぁ・・・ねっ おにいちゃんも行きたいよねっ?お祭り。
祭りあるのか?
うん!変なのがいっぱいいる広場の近くで、花火あがるんだ。
わぁお、それはいいな。俺も行きたい・・・なぁ 母さん?
あら いいわね、それ。
じゃぁ・・・

わかった、 行こうか。


十年前、
そんな何気ない会話を元に、 俺達家族はこの場所にやってきたんだっけ。

五つのモニュメントで囲まれた広場の中心に、俺は一人立っていた。
周りには人っ子一人いない。
当たり前だ。
ただでさえ郊外に位置する何もない広場に、
平日からやってくる人間なんて、いない。

へぇ、こんなに狭かったんだなぁ。

あの日は あんなに人が溢れていたのに・・・と 俺は不思議な感慨に浸っていた。
見たことがある筈のモニュメントたちも、記憶に残っているものは何一つない。

母を祭りに連れてこようと思ったのは、思い付きだった。
でも、なんせ十年前。
父と妹が死んでから、俺達は面倒見の良い親戚の下へと引っ越したから、この辺の地理にはすっかり疎くなってしまった。
俺がまだ当時はガキだったこともあり、場所だって覚えてない。

だから 下見という訳だが…

へぇ、此処はなんと寂しいとこだろう。

風が吹く音だけが異様に響く。
アスファルトの色は、夏空の下においても、どこか寒い雰囲気を醸し出していた。
でも、確かに此処なのだ。

「母さんは、こんなところでも喜んでくれるだろうか・・・」

家族全員が揃った最後の思い出の場所。
病気がちになってきた母に再び見せるなら、今しかないと思う。
だから・・・

―― お兄ちゃん、お祭りいこうよ!

不意に幼い女の子の声が聞こえた気がした。
「!!」
慌てて周りを見回すも、勿論誰もいない。

気のせいか・・・

俺は、そのままその場所を後にした。


「まぁ・・・お祭りだなんて。」
遠慮してはじめは渋っていた母だったが、その神社へ連れてくると目を輝かせた。
「此処、4人で来たわねぇ。」
そう、4人で来た。
・・・ 今は2人だ。

「ねぇ、ラムネを買いましょうよ。かずさがいつもねだっていたもの。」
「そうだね、母さん。」

手近な出店に近づくと、そこには見覚えのある、一風変わったラムネ瓶が並んでいた。

「まぁ、金魚。」
母の瞳が少女のように輝いた。
「金魚・・・だね。」

それを見て、俺は思い出す。
十年前 広場でした会話を。

ねぇお兄ちゃん。 あたし、あれが一番好きだな。
・・・あん?
あれ・・・。お面の奴。
何でだよ。 ラムネとかの方がいいと思うけど。金魚入ってんだぜ?
・・・えー!やだよー!! 可哀想じゃん。
はぁ? だってお面だって 気色悪いだろ?
いや、お面がいいの。 だって・・・・

「花火始まるわね。広場に行きましょう。」
明るい声に 俺は我に帰る。
母を見れば、 両手にラムネ瓶を握っていた。
「ありがとう、母さん。」
俺は瓶を受け取って、 蓋代わりになっている金魚(の人形)を瓶の中へと押し込んだ。
そのタイミングで、ぱーん、 と大きな音がする。
「急ぎましょ。」
母親は なんだか嬉しそうだった。


何年ぶりかしらねぇ。みんなで花火を見た時以来だから…」

十年だ。

母のしみじみとした呟きに、俺は、涙が零れそうになるのを堪えるため、周りをすばやく見回した。
花火の時間が近いからか、それとも今日はずっとこんな感じなのか、それはわからないが
下見の時からすれば考えられないほど、その場所は人で溢れていて・・・・・・。
それだけに、 その広場は、
とても広い空間に感じられた。

・・・嗚呼 此処だ。

此処こそ、 十年前に俺達が花火を見た場所だ。

「変わってないなぁ…ほら、これこれ、このお面、あいつが好きだった奴。

俺は、花火なんかには目もくれず、そのモニュメントまで一直線に歩いていった。
お面が二つ、背中合わせに――と言っても、お面だから背中なんてないのだが、――立っている。いや、お面だから足もないが。
俺の小さい頃の感性と、今の感性は大して変わっていないようで、
やっぱりこのお面を見ても、『阿呆面』との感想しか俺は持たない。

持たないんだけど、
かずさは こいつが・・・

「あの…すみません。写真、撮っても良いですか。」


考えていると、話しかけられた。
見ず知らずの女性。
タンクトップに ショートパンツ。
あまりにラフすぎる格好からして、彼氏はいないのだろう。

・・・と瞬時にそこまで考える自分の思考に呆れる。
 
「写真家を目指してるんです。それで…」

そう続けた彼女は、とても優しさに満ちた顔をしていた。
・・・あれ?
この表情、何処かで・・・

俺はしかし自分の思考を振り払うと、 軽く頷いて、 母親を像の前に連れて行く。

「かっこよく頼みますよ。」

言って、自分も位置につくと、
もう一度、お面を仰ぎ見た。

そして、あの時の妹の言葉の意味に やっと気付く。

嗚呼、そうか。
 優しさに溢れた、幸せそうな笑顔。

・・・ お前の言うとおりだよ、 かずさ。
こいつが 一番だ。


だって
みんなを幸せにしたい、って
僕は幸せなんだ、って
そんな顔してるもの


*  *  *

昨日課題研究の話し合いしてきたので、 勢いで書いちゃいました!
・・・ 花火見に来た、お兄ちゃんの視点で。
因みに、和彩ちゃんと 同じ 2月の没ネタネームから、 お兄ちゃんに涼伶と名づけてみました。
タイトルにしか入れてないけど。
更に言えば、 りれいくんは、 元々は女の子の名前です(笑

そう、
没ネタだしたの2月だから、 けして みんちゃんの名前が元になってる訳じゃないんだよ! ってのも言いたかった(笑

そうそう、 待ち合わせって言うのがテーマだった本編ですが、
あれは、
「夢と待ち合わせ」ってことに したかったんですよね。
だけど かずさちゃん側が 「おとーさんとの待ち合わせ」ってことになってたので、
そっちに取られて、 若干ショックだったり。
でもよく考えたら、 草っぽい名前の彼女の、お父さんエピソードこそ、
こっちの広場に絡めた方が
夢を この場所に忘れていた、ってことになって よかったような気がします。
今更な後悔。
でも まぁ 忘れ物がテーマな訳じゃないので、
夢と やっと会えた場所、 で 待ち合わせ。 ってことでいいかな、と思ってます。

全体のタイトルさぁ、 待ち合わせで良いんじゃないの? って思えた。
あと
みんなタイトルつけてから言うのもなんだけど

OOと待ち合わせ っていうタイトルに全部統一しても面白かったかも(笑

すっごく今更でした(苦笑)


という訳で こっそり 課題研究のサイドストーリー企画終了☆

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