記名をする時、何故かいつも太陽マークを名前の横に書いてしまう風名の何気ない日記です。
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此処は、「夕焼けの街」(あーぽんとの共同経営)というオリジナルイラスト・小説サイトの日記コーナーとしてスタートした風名のブログです。
あくまで日記なので、内容は日記以外のなんでもありません(笑
愚痴、戯言、ネタバレなんでも含みますが、どーぞよろしく
あとコメントいただけるととても喜びます。
よかったら末永くお付き合い下さいませm(_ _)m
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映画鑑賞・読書・ピアノ
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ピーターパンであって、魔女っ娘であった季節もありました。
今は、一応、西の国の医学生。 がんばります。
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蜜柑があります。

・・・・・・ と 突然に文章を書こうと思ったら書いてしまう自分。
一応 今でも 蜜柑は 神話の一部となっているのです。

夕方から、
とりあえず 記事を書こうと してみる。

けど 何を書けばいいのか さっぱり わかりません。

う・・・?

うーん、怒られてるのは分かるのですが、
何を怒られているのかが分からなかったりして。

ちゃんと話にいかないといけないのかなー・・・・・・。
一週間 引っ張れないだろーなー・・・

でも

何話さなきゃなのかも、

わ か ん な い ! ☆



いや !☆ じゃないってばね。

夜中のテンションは マックス 可笑しいです。



あっぎゃぁ!
 




「ねー りおんっ!」

「ねー!」

「ねー ってばぁ!!」


・・・・・・ 脳内再生 938回。
たった一日なのに、この空白感。
意味が分からない。

「ねぇ!」

「ねぇってば!!」

振り返ったって誰もいないことは分かっている。
あの天才、
何時の間に、幻聴を聞かせる呪いなんて覚えたんだ!
バカっ。

「ね!・・・・・・りーおんっ!」

「ねー りおんー」

しつこいっ!
俺は がたんと音を立てて、席を立つ。

・・・・・・・・・

痛い視線。

軽く34ほど。
一番後ろの奴だけは 寝てるようだ。

「・・・・・・」

そういえば俺のいるのは、ある予備校の夏期講習で、
今は、化学の授業中なのだった。

決まり悪くなりながら、そっと席に座る。
幸い、演習のタイミングだったので、何事も注意されることはなかった。

視線が痛いだけ。

・・・・・・非常に痛かった。

「涼音くん」

「やめろ!」

休み時間に、名前を呼ばれ、 反射的に拒絶する。

「・・・・・・やっぱり、家で勉強したら?」

目の前に、黒髪の少女が心配そうに立っていた。

「あ・・・・・・ 雫歌か。ごめん。」

「蓮ちゃんいなくて、不安なんでしょ?
 きっとそっちの方が、 涼音くん、はかどるよ?」

俺の強い口調も気にせず・・・
というより、不安そうな表情をさらに大きくして、有泳雫歌は言葉を続ける。

「・・・・・・ 俺は、」

「それに、 今年って大事だし、
 ね、 みんなで 蓮ちゃんのお家で・・・・・・」

「俺はよくても、あいつは自立しないとダメなんだ!
 よくわかってるだろ?」

強いな・・・ どこか離れたところで 漠然と思う。
口調が強い。
俺じゃないみたいに。

「・・・・・・」

「そういうわけだから。」

「・・・・・・ そ、っか。」

納得はしてないのだろう。
不安そうな表情は消さないまま、 彼女は時計を確認して、 自分の席へと戻る。
そして、携帯を取り出すしぐさを見て、
そうか、 俺達は 高校生なんだな と思う。

蓮香と会わない一週間。

そんなの、物心ついてから初めてだ。

後5日。

そんなの、 訳ないだろ?


* * *


「紫翠くん、ここわかんないー!」

「・・・・・・えっと、そこはー ・・・・・・」

「?」

「ごめん、俺もわかんない。」

「えーっ!!」

俺は不思議でたまらないのだ。
どうして、この 天才:日夏蓮香の質問に
凡人である筈のところの親友:朝風涼音が答えられるのか。

・・・・・・ あいつが非凡だから?

だとすると、
大分昔から、俺は見当違いの世界にいることになる。

「涼音が帰ってきたら聞こうな!」

「えー・・・ いいよ・・・」

俺が、そんな風に逃げると、
蓮香は、口を尖らせた。

「涼音は、多分、この計算の説明に一時間かける。」

「へ?」

「・・・・・・ 面白いけど、効率が悪いんだよ。」

紫翠くんにわかんないなら、 テストにもでないからいいや!

蓮香はにこっと微笑んでそういうと、 次の問題に取り組んだ。

「・・・・・・そんな訳ない・・・・・・」

「そんな気がするから良いんだよ!」

さらに笑みを浮かべられると 何もいえない。
それに、この少女の勘はよく当たるんだよ・・・・・・

「ねー ふくそすうへーめん、 って どうすればいいの?」

俺は渡された教材を覗き込む。
いやいや、 そこは 教科書範囲外ですが・・・
日めくりカレンダーに目をやる。
今日で、やっと5日目だ。

・・・・・・ 早く帰って来い、 親友!


* * *

『涼音くんが発狂しそうだよ・・・・・・』

とりあえず、毎日、蓮香の代理飼育委員である水菜紫翠にメールをしてみる。

『涼音くん、今日 当てられた問題 答えられなかった・・・・・・』

『まさかの 風林火山で間違ってた・・・』

それでも 帰ってくる返事はいつでも一緒。

『そいつはほうってても大丈夫だろ?自業自得なんだから』


「あらー さすがの紫翠くんも、 姫様の取り扱いには 困惑気味?」

「うわっ」

突然かけられた声に振り向くと、 茶髪にピアスの柄の悪い人が立っていた。
携帯を覗き込んでいた。

「・・・・・・あれ?髪の色、また薄くなった?」

「あのねー。流石に俺も、合宿中に染め直したりしない、って。」

元々、太陽の下で育ったから、俺の髪って 色薄いの!

日笠緯緒。 同級生だった。

「・・・・・・あの」

「りっくんのことは 気にするなよー
 いいの。
 自分で選んだ修行なんだし。
 あと1日だろ?」

私の言葉をさえぎって、目の前のチャラい青年・・・こほん、 緯緒くんはそう笑う。
そして、
周りを確認して、 耳元に口を近づけた。

「お迎えの用意は、させとっからさ。」

「え?」

「という訳で、 今日の夜は 徹夜で 脱出します!
 見つからないように 工作よろしくっ」

緯緒は そんな言葉を吐いて、 席に戻る。

「・・・・・・」

状況がわからず、私は呆然とする。
その言葉の意味が分かったのは、 直ぐに始まった物理の説明が大方終わった時だった。

「緯緒くん、ここからも抜け出すの?!」


* * *

「・・・・・・別な、お前が抜け出さなくてもな。」

「できねぇだろ?紫翠にはさ。」

綺麗に飾り付けされた蓮香の祖母の家に、
午前4時。 二人はいた。

目の前に半死に状態の、少女が座らせられている。

ツインテールを高いところでまとめて。

「ま、ヘアメイクとか、できねぇけどさー・・・したところで、暴れて崩れるだけだぜ?」

「良いんだよ。 別にそれでも。」

自分でもよくわからない言葉を紡ぎながら
俺は、ははっ と笑った。

「じゃ、俺、今から帰って、テスト受けてから、帰ってくるから」

「日本語が意味わからないんだけど・・・」

「それで、良いんだよ。」

ずっと付き合ってる紫翠にはわからないだろうが、俺には最初からわかっていた。
これは 別に 姫様の自立テストじゃない。

涼音の方の、テストなんだ。

それなら、
合格祝いは、最大に行ってやろうじゃないか。


* * *

「ね、りーおんっ!」

「ねーってばー! りおん!」


もう数え切れない。
脳内再生。
くたくたな俺は、 雫歌に支えられるようにして立っている。

「りおんっ!」

「るせぇ!!」

それは、反射だった。
反射的に答えて

・・・・・・そして 重量を感じる。

おー
最早 幻聴に留まらない呪い・・・・・・

此処まで来ると、 俺は
自分の完敗を認めざるをえ・・・

「りおんっ お帰りっ!」

「・・・・・・っ!」

「お迎えに、来たんだよっ」

「・・・・・・」

「よく、がんばったねっ」

俺は、その懐かしい重量を感じながら、
周りをゆっくりと見回した。

「あー、やっと、涼音くん、笑ったぁ」

雫歌が微笑む。

「よっしゃ、これで解放っ!」

紫翠が ガッツポーズをする。

「耐えたな。」

緯緒が、にやりと笑ってる。

「耐えてなんかねーよ。
 勉強疲れしただけだしっ!」

俺は軽く友を小突くと、 腰に回された腕を解いた。

「久しぶりすぎて。避けるタイミングを逃したな。」

「ねー、びっくりだよっ。
 涼音、ちゃんと 体操してた?」

「それを言うなら、運動、 だろ?
 してねーよ。
 する訳ねーだろ」

勉強合宿だよ。

ツインテールを軽く引っ張ると、蓮香は痛そうな顔をした。

「紐じゃないもん!」

「紐って思ってないさ。」

「紐じゃないよな。ロープだよな。」

「おい、緯緒、それはもっと酷いぞ。」

「じゃぁ、糸?」

「・・・・・・雫歌まで、乗るな!」

紫翠のつっこみが、晴天の下に響く。

これが、日常。

これが、幸せ。

俺の毎日。

「じゃぁ、蓮が前ねー」

俺の宝物なんだ。

* * *

五つの視点から、 とかで書くことになると
いつもこの子たち。

あと、遊びたい時は この子たち。

そんな オリジナルパート2のキャラクターですが。

イメージが 限りなく 蒼ちゃんと いーちゃん なんだなー・・・(from 戯言)

というわけで
ちょっと 限りなく台詞ばっかし一人称の、
小説とはいえないものを 書いてみました。
遊び、ですね。 うん。

形としては 2006年夏のお題の、サイドストーリー。
もう かれこれ 4年も前に生まれたキャラたちなんですね。

一応、 これを書きながら、 一時間ほど 返信待ってみた。

・・・ 一時間半ほど 待ってみた。

寝ましょうか ね。


最後に 本編とつなげてみる。
(本編非公開)

* * *

「ふーりんかざん。」

「え?」

「これ。」

蓮香が差し出したのは、薄い桃色のメモ用紙だった。

手書きで、丸い文字が刻まれている。

「・・・・・・嗚呼、覚えてるよ」

「ふーりん、かざんっ。」

屈託なく笑う、彼女の笑顔がまぶしかった。

* * *

風 鈴 華 参

いつだって 蓮の華の香は 風鈴の涼しげな音の元に。

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