記名をする時、何故かいつも太陽マークを名前の横に書いてしまう風名の何気ない日記です。
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此処は、「夕焼けの街」(あーぽんとの共同経営)というオリジナルイラスト・小説サイトの日記コーナーとしてスタートした風名のブログです。
あくまで日記なので、内容は日記以外のなんでもありません(笑
愚痴、戯言、ネタバレなんでも含みますが、どーぞよろしく
あとコメントいただけるととても喜びます。
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ピーターパンであって、魔女っ娘であった季節もありました。
今は、一応、西の国の医学生。 がんばります。
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んー・・・
 間に合わなかった++;;

言い訳じゃないですけど
 おかさんがWiiしてたんですよ。。。

まぁ 仕方ないって事で。

とりあえず 二作目までは出来ていたのでUPしますが、
今日中に三つ目 いけるかしら・・・

えーと リクなんてされたことないのに、
何故か「リク」と名付けられたカテゴリに放り込んでおきます。

・・ カテゴリ名変えなきゃ・・

というわけで 受験応援企画第二弾。
 数学なのに 五時間目だったけど、 第二弾 (ちょっと複雑。

いつもとおんなじ明るさを、 をテーマに 全く関係ない文章をどーぞ(テーマ意味ないじゃん

因みに 一作目と同じくオリジナルなキャラさんたちが ただふざけあってるだけのお話ですので、  ただの自己満な駄文です。

まぁ、
こう 気分が乗らないときは、 とりあえず文章を作ってみることに意味があると思うんですよ(言い訳だ!!


***


落ちたらどうしよう?

 

++不安が紡いだありがとう++


緊張。
そして、緊張。
ガタガタと震える雫歌を見送ったのは、
「雫歌ぁ、頑張ってね」
にっこりと微笑んだ母親と、
「あぁ??今日の出発は早いなぁ・・」
なんて暢気なことを言っている父親と、
「んーお前ミス多そうだからな。ま、せいぜい頑張れよ。」
憎まれ口を叩く兄と、
「姉ちゃん、ファイトっ! お土産買ってきてね。」
可愛らしい言葉を紡ぐ弟だった。
それでも、そんな言葉に励まされたなんてことは全然なくて、
「怖いよ・・・」
ドアを出ても、足が震えているという始末だ。


大体、仲間達の頭が良すぎるのだ。
一緒に勉強していていつも思う。
水菜紫翠は言わずもがなの優等生だが、その他も凄い。
朝風涼音は人付き合い代わりに勉強と付き合ってきたような人間、
日笠偉緒は頭の回転が速い努力家、
日夏蓮香は文字通りの天才。
自分と同じくらいの能力かなと思っていた二人の友人は、揃って目指す学校のランクを1つ下げてしまった。
「私だけ落ちるとか 嫌だなぁ・・」
けれど、もし一人だけ落ちるなら自分だということも分かっていた。
そしてその確率がとても高いことも・・・
「受験、いやだぁ!!」


「なぁ、有泳おそくね?」
「・・・ん~雫ちゃん、イタハラかなぁ・・・」
「それを言うならハライタな。」
涼音とは違ったのんびりとした口調での紫翠のツッコミは、それはそれで味があるなと偉緒は思う。
それにしても・・・
「どうしたんだろうな。」


足取りが重い。
出るときの時計は、決して余裕の有る時間を指していたわけではないのに・・・
「何処いけばいいんだっけ?」
挙句の果てに、行き慣れた待ち合わせ場所まで忘れる始末だった。
「どうしようか・・・」
てんぱった頭はどうにも働かないのだけれど・・・
―― いつもどおりの雫歌なら大丈夫だよ
不意に、にこっと笑った紫翠の顔が浮かんだ。
―― ま、お前常識あるからな。
―― 蓮よりは受かる確率高いんだ、って涼音いっつもそればっか。
  『有泳と一緒に学校行くなら頑張れ』って。
―― おまえさぁ難しく考えすぎなんじゃねーの。
次々に聞こえる、友達の声。
雫歌は静かに目を閉じた。
みんなの笑ってる顔が、見えた。
素直に言葉を紡げない涼音は自分の斜め上の空気を睨むように見つめながら、
蓮香はにこにことその天から授かった笑顔を浮かべて、
偉緒はポンと少し強めに背中を叩いて。
―― え・・と、そうだな、此処はどう説明するかな。
―― 雫歌、頑張ってるねぇ
―― そいえば受験だったなぁ
―― お姉ちゃん、テスト終わったら遊んでね。
たった今送り出してくれた家族の顔も次々と浮かぶ。
自分の勉強も放り出して教えてくれた兄と、
暢気なのかなんなのかあまり怒らなかった母、
受験のことも忘れたようなフリをしてくれた父と、
可愛い弟。
足の振るえは、止まっていた。
もう重くない。
けれど顔は上げられなかった。
涙が、零れる。
皆と一緒に、受験できるんだ・・・

"いつもどおりの雫歌"ならば。


「あ、れんちゃーんっ!!」


直ぐに大声が響いた。

「おい、朝早くから叫ぶな!」
「お前もな、涼音。」
「なにっ」
見なくたって分かる。
いつも通りのやりとりが、その声の先で行われていた。
俯いたまま、微笑んでしまう。
みんなは変わらない。
幾ら緊張したって、自分のままでいることができる。

――― 私は・・・  私は?
先ほどまでの自分を思い浮かべて、雫歌は笑った。
―― さっきのは私じゃ、 ない。

「おはよっ、みんな!」

顔を上げてにこりと挨拶する。
いつものままで、いつものように。
それが、自分だから。
「おはよう。」
「おっす。」
「よっ。
「やっほ雫ちゃん」
答えながら、涼音と蓮香が少し首を傾げた。
きっと涙の跡に気が付いたのだろう。
けれど二人とも何も言わなかった。
「じゃぁ、行こうか。」
指揮をとるのは、勿論紫翠。
面々はそれぞれに首肯する。
「テスト~テスト~テステスト~♪」
蓮香が調子はずれに声を上げる。
「あんまり歌うと涼音に怒られるぞっ。」
「えーいっくんまでそんなこと・・・いっくんだって歌上手くないのに」
「よく言うよ。俺は上手いのっ!」
偉緒が意外に意地を張る。
しかし、まぁ確かに歌は上手いよなと雫歌は思った。
「まぁまぁ二人とも喧嘩しない。」
「喧嘩してない!」
「してないない。」
仲裁に入った紫翠は逆に攻撃をされる。
「・・・なぁ有泳」
そんな中、涼音は静かに声をかけてきた。
自然姿勢が伸びる。
身構えてしまう。
・・・昔の癖が抜けなかった。
「緊張、してないか?」
直球だった。
雫歌は小さく息を吐く。
「してるよ。物凄く。」
不安そうに変化した涼音の表情を、しかし笑い飛ばすように更に大きな笑顔を作る。
「だけどちゃんと自分は取り戻せた。」
「・・なら良いんだ。」
涙の跡が、とは涼音は言わなかった。
気遣っているのだろう。ありがたい、と思った。
涼音はそのまま前方を歩く三人の環に入り込む。
―― みんなの、お蔭なんだよ。
雫歌は小さく涼音の背中に向かって呟いて、そして彼女もその中に割り込む。
「第十回、喉自慢たいかーい!!」
「勝手に開くななんで第十回なんだつか朝は迷惑だ。」
「涼音、三つも一気にツッコミいれなーいっ!」
「お前も語尾のばさない、キモイんだよ。」
騒々しい集団は、ゆっくりと東に向かって動いていった。


大丈夫。
私はみんなと一緒なら、何でもやれる。


***

第二弾。
時間は五時間目だけど、時間的に第二弾ってことになるのと、
やっぱメインキャラを最初と最後に持って来るべきだろということで、
微妙な雫歌ちゃんを二番目に持ってきました。

騒々しくなると上手くまとめられないのが 私の欠点。
騒々しくなくても上手くまとめられないけれど。

因みに 言うまでも無く この中で一番好きなキャラは 雫歌の弟さんです。



 ・・・ 勿論 冗談ですが。

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