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小説が、かきたい。
明日 昼からTOEICを受けるのに
朝1で運転をしなければならない風名ちゃんは
唐突にそうつぶやいた。
・・・ 思えば唐突じゃなかったのかもしれない。
うらんという子と化物の語りの話をしていた時も
可愛い後輩の舞台を見に行った時も
風名ちゃんはこう言っていたんだ。
「かきたい。
でも もう 書けないんだ。」 って。
だからこれは書けない風名ちゃんがリハビリ的に
テストという現実逃避をかねて書いたメモでしかない。
・・・ 小説じゃ、ないんだ。
かの志賀直哉は 小説と随筆の違いを「気分だ」と称したらしい。
その小説の「気分」で書いた 日常禄が
日本中をあっと唸らせる物語になっているのだ。
じゃぁ、風名ちゃんのこのメモも・・・・・・
形にならないことくらい 素人の僕でもよくわかるさ !
* * *
夢を見ることが良いことなんて
言えなくなる日が来るんだって
これっぽっちも思ってなかったんだけど
にこっと微笑んだ君は続ける
されて嫌なことはしないって誓ったの
だから夢を見ないっていうのかい?
僕は思わず声を荒げた
僕らが配る夢を
君は全て受け取らないことにするのかい?
送り主は様々なのに
さまざま?
君は不思議そうに首を傾げた
さまざまに選んでこのざまなのよ
傷つける人数が救う人数より多くなった時
人は自分さえも切り捨てる簡単な選択肢を選べるの
そんなこと思ってないくせに
思ってないわよ
ただ 面倒くさくなった だけ
* * *
私は僕で
貴女が君だ。
私は
夢を捨てない。
改めるだけ。
夢の国に生きている。
いつだって。
* * *
ドラマなんて作らなくてもそこにあるの
* * *
一期一会
貴方に会えてよかったと思える瞬間は
貴方といることをやめない限り
ずっと続くんだという お話。